ドイツ語圏文化セミナー169
「総選挙後のドイツはどこへ?―報道とデータでみる最近の政治・社会情勢―」
半年ごとにドイツ情勢をウォッチしている本講座、今回は2月の連邦議会選挙後の政治の動きがテーマです。
ドイツでは昨年11月に社会民主党、緑の党、自由民主党の連立政権が崩壊。2月23日の連邦議会選挙とその後の連立を視野に、各党の駆け引きが続いています。特に注目されるのは、ドイツのための選択肢(AfD)をめぐる動きです。第2党になる可能性が高いAfDは党の一部が右翼過激派として監視されており、他の政党はあらゆる協力を拒んできました。しかし、ここにきて、第1党となる見込みのキリスト教民主同盟のメルツ党首は、難民受け入れの制限をめぐり、自党の政策に対するAfDの側からの賛成を拒否しない姿勢を見せ、党内からも批判を浴びています。連邦議会選挙でAfDがどこまで議席を伸ばすのか、他党は―民主的に支持を得た―AfDと、どうかかわるべきか、現在のドイツ政治では民主主義そのもののあり方も問われています。奇しくも、1月にはアメリカでトランプ政権が再び誕生しました。世界的にポピュリスト政党の台頭が話題となっている今、ドイツ政治の観点から改めて議論したいと思います。
本オンライン講座では2回にわたり、国際関係論と歴史学の 2 人の研究者が、総選挙後の政治情勢を解説し、その行方について受講者の皆さんとともに考えてみたいと思います。第1回では総選挙の結果、第2回では連立をめぐる各党の動きが中心となる予定です(※情勢に応じて、内容は大きく変更となる可能性があります)。報道や研究書をベースに、説明はすべて日本語で行います。「あまり詳しくはないが、ドイツのアクチュアルな政治・社会情勢に興味がある」という方にぴったりの講座です。
講師
髙島亜紗子 先生
(公財)日本国際問題研究所 研究員
小野竜史 先生
慶應義塾大学 非常勤講師、当協会ドイツ語講師、当協会会員
開催概要
日程: 2025年3月14日、28日(金) 日本時間 18:30~20:30
会費:(通し)当協会会員・ドイツ語受講生 3,000 円/一般 4,000 円
(単発)当協会会員・ドイツ語受講生 2,000 円/一般 2,500 円
開催方式:オンライン(ZOOM)
イベント後、アーカイブ配信も予定しています。
第1回開催後も3月27日迄アーカイブ視聴のお申込を受け付けます。
◎◎◎ 要事前予約 ◎◎◎
お申込み方法:
オンラインフォームから必要事項をご記入の上、お申込ください。⇒<オンラインフォーム>
または、件名を「総選挙後のドイツはどこへ 参加希望」とし、
①お名前(フルネーム・ふりがな) ②メールアドレス ③電話番号
④会員・ドイツ語受講生/一般の区分 ⑤通し、単発 (単発の場合は参加希望日も)
を明記の上、メール にてお申し込みください。
お問い合わせ窓口: (公財)日独協会 E-mail: deutschkurs@jdg.or.jp Tel: 03-5368-2326
※ お申込み後、担当から折り返しメールにて仮受付の連絡をお送りします
※ 会費は事前のお支払いとなります。ご入金を確認できた時点で受付完了となります
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