ごあいさつ
明治維新以降、日本は社会制度、科学技術、医学、芸術などの整備・育成に当たり、多くの分野でドイツを参考とする中で、ドイツとの関係を深めました。
当協会は、前身となる日獨協會が明治末期の1911年に設立されて以来、1世紀以上にわたり民間レベルでの両国の交流を促すことで、 そうした関係の深化に貢献してきました。
20世紀前半の二度にわたる世界大戦の惨禍を経たあと、 両国は奇跡的な経済復興を果たす中で、 法の支配を重視する民主主義国家としての地位を国際社会の中で共に高めてきました。
現在両国は、環境・エネルギー問題、人権重視、価値観の多様化、人口減少などの課題先進国としても、互いに学び、協力できる分野が一層増えています。
当協会が会員の皆様にこうした情報の交換や交流の機会をご提供することで、 両国および両国民間の交流がさらに発展していくことを願って活動を続けています。
公益財団法人 日独協会
会長 東原 敏昭